智永千字文を読み書いて(1)草書の手本に

1.菓は李と柰を
釈文:「菓珍李柰」
書き下し文は「菓は李と柰(だい)を珍とし」

現代語にすると、くだもので珍重するのは李と柰。
鑑賞:「菓」木の実のこと。『音決』では「果」とする。

『世説新語』によると、「燕国の王豊が好(よ)き李(すもも)を産出す。大きさはガチョウの卵の如く、香は美(うるわ)し。熟するごとに核を取り除いて売った。種が伝わることを恐れたためだ。