2024-08-06 / 最終更新日時 : 2024-08-06 タオ 感性豊かな才知 夜離れのわけと遠ざかる舟(4)和泉式部日記から 4.もう今となっては釈文:「よしやよし今はうらみじ磯に出でて こぎ離れ行くあまの小舟を」 選字は「夜しやよ志今者う羅三し磯爾出てヽ 許支者難連行九あ万能小舟を」 鑑賞:「うらみ」に「恨み」と「浦見」をかけ、「磯」「漕ぐ」 […]
2024-08-05 / 最終更新日時 : 2024-08-05 タオ 感性豊かな才知 夜離れのわけと遠ざかる舟(3)和泉式部日記から 3.このごろ具合が釈文:「日ごろは、あやしき乱り心地のなやましさになん。いつぞやも参り来て侍りしかど、をり悪しうてのみ帰れば、いと人気なき心地してなん」 選字は「日こ路盤あやし支美多梨心遅の那やましさ 耳奈無い徒そやも参 […]
2024-08-04 / 最終更新日時 : 2024-08-05 タオ 感性豊かな才知 夜離れのわけと遠ざかる舟(2)和泉式部日記から 2.事もあろうに釈文:「ことしもこそあれかくけしからぬことにつけてかくおぼされぬる、と思ふに、身も心憂くて、なぞもかく、と嘆くほどに、御文あり。」 選字は「こと志裳故曽あ連か久希志 か羅ぬこと耳徒遣て可九於本されぬる と […]
2024-08-03 / 最終更新日時 : 2024-08-04 タオ 感性豊かな才知 夜離れのわけと遠ざかる舟(1)和泉式部日記から 1.宮を頼みに釈文:「『かくなん言ふ』と聞きて、いと久しう、なによかよときこえさすることもなく、わざと頼み聞ることこそなけれ、時々もかくおぼし出でんほどは絶えであらんとこそ思ひつれ」 選字は「か九奈无言不と支ヽ傳意登日佐 […]
2024-08-02 / 最終更新日時 : 2024-08-02 タオ 感性豊かな才知 宮のお側ではうわさ話で(4)和泉式部日記を書いて 4.御門の車を釈文:「御門に車のありしを御覧じて、御消息もなきにこそあめれ。人おはしまし通ふやうにこそきこしめしげなり』など言ひて去ぬ。」 選字は「御門二 車の阿里亭を御覧志て御消息もな支 にこ處八あ免連人お者し万志通ふ […]
2024-08-01 / 最終更新日時 : 2024-08-01 タオ 感性豊かな才知 宮のお側ではうわさ話で(3)和泉式部日記を書いて 3.童たちの会話釈文:「小舎人童来たり。樋洗童例も語らへば、ものなど言ひて、『御文やある』と言へば、『さもあらず、ひと夜おはしましたりしに」 選字は「小舎人童来多り樋洗童例も語らへ盤 も能那と言悲て御文あ流とい遍者佐毛あ […]
2024-07-31 / 最終更新日時 : 2024-07-31 タオ 感性豊かな才知 宮のお側ではうわさ話で(2)和泉式部日記を書いて 2.軽々しい人のように 釈文:「『また治部卿もおはすなるは』など口口きこゆれば、いとあはあはしうおぼされて、久しう御文もなし。」 選字は「満多治部卿毛於者寸な流奈登口々 き故ゆ連八意と阿者ヽヽし有おほされて久しう御文もな […]
2024-07-30 / 最終更新日時 : 2024-07-31 タオ 感性豊かな才知 宮のお側ではうわさ話で(1)和泉式部日記を書いて 1.宮に仕える女房は 釈文:「宮も、言ふかひなからず、つれづれのなぐさめに、とはおぼすに、ある人々きこゆるやう、『このころは、源少将なんいますなる、ひるもいますなり』と言へば」 選字は「みや毛言布可ひ奈可羅春徒連ヽヽの […]
2024-07-29 / 最終更新日時 : 2024-07-30 タオ 感性豊かな才知 空ゆく月にさそはれて(4)和泉式部日記から 4.やはりすばらしいお方で釈文:「とぞある。なほいとをかしうもおはしけるかな、いかで、いとあやしきものにきこしめしたるを、きこしめしなほされにしがな、と思ふ。」 選字は「登所ある那本いと遠かしう毛於者志介 流可奈以可亭い […]
2024-07-28 / 最終更新日時 : 2024-07-30 タオ 感性豊かな才知 空行く月にさそはれて(3)和泉式部日記から 3.本当かどうか釈文:「とて帰らせ給ひぬるのち、ありつる御文見れば、『われゆゑに月をながむと告げつれば まことかと見に出でて来にけり』」 選字は「王れ由盈耳月越奈可無と徒希つ 麗者ま許とか度見二出傳ヽ来爾介里」 鑑賞:「 […]