2024-08-16 / 最終更新日時 : 2024-08-16 タオ 感性豊かな才知 秋の寝覚め、夕べの訪問(8)和泉式部日記より 8.荻の葉風が釈文:「をぎ風は吹かばいも寝で今よりぞ おどろかすかと聞くべかりける」 選字は「越支風者婦可盤いも寝弖今よ梨處 お登露可春かと聞久遍閑利希る」 歌意は「私を招くという荻の葉風が吹くのであれば、夜中一睡もせず […]
2024-08-15 / 最終更新日時 : 2024-08-16 タオ 感性豊かな才知 秋の寝覚め、夕べの訪問(7)和泉式部日記より 7.人知れず物思ふとき釈文:「ときこえたれば、たち返り、『あが君や、寝ざめとか、もの思ふときは、とぞ、おろかに。」 選字は「と支故え多れ者多遅かへりあ可君や年佐 免と可も能思布登き盤と所於ろ可二」 鑑賞:「寝ざめ」女の歌 […]
2024-08-14 / 最終更新日時 : 2024-08-14 タオ 感性豊かな才知 秋の寝覚め、夕べの訪問(6)和泉式部日記より 6.荻の風が釈文:「女、『寝覚めねば聞かぬなるらんをぎ風は ふかざらめやは秋の夜な夜な』」 選字は「女 年佐めね者記可ぬ奈る羅無を支風盤 布かさら免や者あ支の夜奈よ那」 鑑賞:「招(を)く」は招く、「荻風」にかける。 歌 […]
2024-08-13 / 最終更新日時 : 2024-08-13 タオ 感性豊かな才知 秋の寝覚め、夕べの訪問(5)和泉式部日記より 5.思い切ることは釈文:「とあるを、御覧じても、なほえ思ひはなつまじうおぼす。つごもり方に、『いとおぼつかなくなりにけるを、などか時々は。人だずにおぼさぬなめり』とあれば」 選字は「とあ流を御覧してもな本盈おも比者奈徒ま […]
2024-08-12 / 最終更新日時 : 2024-08-12 タオ 感性豊かな才知 秋の寝覚め、夕べの訪問(4)和泉式部日記より 4.この空さえも釈文:「さは言へど、すごし給はざめるは、と思ふもをかしうて、『ながむらん空をだに見ず七夕に 忌まるばかりのわが身と思へば』』 選字は「佐者言遍と須こ志多万盤沙める者登思 布も遠可しうて 那可無ら无空を多耳 […]
2024-08-11 / 最終更新日時 : 2024-08-12 タオ 感性豊かな才知 秋の寝覚め、夕べの訪問(3)和泉式部日記より 3.自分が織女星に釈文:「思ひきや七夕つ女に身をなして 天の河原をながむべしとは」とあり。 選字は「於も飛支や七夕徒女耳身越奈し傳 天の河原を那可無へし登八 とあ里」 歌意は「思ったことがあるだろうか。私が年に一度の逢瀬 […]
2024-08-10 / 最終更新日時 : 2024-08-11 タオ 感性豊かな才知 秋の寝覚め、夕べの訪問(2)和泉式部日記より 2.御文が一通釈文:「かかるをりに、宮の、すごさずのたまはせしものを、げにおぼしめし忘れにけるかな、と思ふほどにぞ、御文ある。見れば、ただかくぞ。」 選字は「可ヽる越里 耳宮能春こ散寸の多まはせし毛乃を計二お 本志免し忘 […]
2024-08-09 / 最終更新日時 : 2024-08-11 タオ 感性豊かな才知 秋の寝覚め、夕べの訪問(1)和泉式部日記より 1.七月に釈文:「かく言ふほどに、七月になりぬ。七日、すきごとどもする人のもとより、織女牽牛星といふことどもあまたあれど、目も立たず。」 選字は「か九言布ほと耳七月爾な利ぬ 七日須支ことヽ裳寸る人農も登よ梨織女牽牛星とい […]
2024-08-08 / 最終更新日時 : 2024-08-08 タオ 感性豊かな才知 夜離れのわけと遠ざかる舟(6)和泉式部日記から 6.ひたすら塩を焼いて釈文:「袖のうらにただわがやくと しほたれて船流したるあまとこそなれ ときこえさせつ」 選字は「袖のう羅耳王可や久登しほ多連て ふ年那可志多流あ万と許所奈れ ときこえ佐せつ」 鑑賞:「うら」に「裏」 […]
2024-08-07 / 最終更新日時 : 2024-08-07 タオ 感性豊かな才知 夜離れのわけと遠ざかる舟(5)和泉式部日記から 5.あれほどひどい噂を釈文:「とあれば、あさましきことどもをきこしめしたるに、きこえさせんも恥かしけれど、このたびばかりとて」 選字は「と阿連八あ佐まし支こ登ヽ(も)きこ志め し多流爾支こ盈沙せ无毛恥可し希れと この多比 […]