2024-08-26 / 最終更新日時 : 2024-08-27 タオ 感性豊かな才知 逢坂の関を越えてたづねてきた人は(1)和泉式部日記から 1.童が御文を釈文:「あはれに、思ひかけぬ所に来たれば、『なにぞ』問はすれば、御文さし出でたるも、つねよりもふとひきあけて見れば」 選字は「あは連耳思ひ可希ぬ所爾来多れ者何そ とヽ盤須連八御文さし出傳多流毛つ年よ梨 裳布 […]
2024-08-25 / 最終更新日時 : 2024-08-25 タオ 感性豊かな才知 秋八月になり、石山参籠へ(5)和泉式部日記を書いて 5.欄干の下の方で釈文:「いともの悲しうて、まめやかに仏を念じたてまつるほどに、高欄に下の方に、人のけはひのすれば、あやしくて、見下ろしたれば、この童なり。」 選字は「意と毛能可那しうてま免 や可耳仏を念し多てま徒る本と […]
2024-08-24 / 最終更新日時 : 2024-08-25 タオ 感性豊かな才知 秋八月になり、石山参籠へ(4)和泉式部日記を書いて 4.文を書き直して釈文:「御文書かせ給ひて、たまはせて、石山に行きたれば、仏の御前にはあらで、古里のみ恋しくて、かかるありきもひきかへたる身のありさま、と思ふに」 選字は「御文書ヽせ多まひて多万盤勢亭石山に行支 堂れ者仏 […]
2024-08-23 / 最終更新日時 : 2024-08-25 タオ 感性豊かな才知 秋八月になり、石山参籠へ(3)和泉式部日記を書いて 3.童の話では釈文:「童『ひと日まかりてさぶらひしかば、石山になん、このごろおはしますなる』と申さすれば『さは、けふは暮れぬ。つとめて、まかれ』とて」 選字は「童ひと日まか里亭佐布ら飛し可八石山二 那無このこ路お盤しま須 […]
2024-08-22 / 最終更新日時 : 2024-08-22 タオ 感性豊かな才知 秋八月になり、石山参籠へ(2)和泉式部日記を書いて 2.石山寺へ釈文:「つれづれもなぐさめむとて、石山にまうでて七日ばかりもあらんとてまうでぬ。宮、久しうもなりぬるかな、とおぼして、御文つかはすに」 選字は「つれヽヽ 裳な久沙免無とて石山爾満う天ヽ七日 者かり毛阿ら无登て […]
2024-08-21 / 最終更新日時 : 2024-08-22 タオ 感性豊かな才知 八月秋になり、石山参籠へ(1)和泉式部日記を書いて 1.このように時が経ち釈文:「あはれにはかなく、頼むべくもなきかやうのはかなしごとに、世の中をなぐさめてあるも、うち思へばあさましう、かかるほどに八月にもなりぬれば」 選字は「あ盤れ耳者可那具多能無へ久毛奈支 やう農は可 […]
2024-08-20 / 最終更新日時 : 2024-08-20 タオ 感性豊かな才知 秋の寝覚め、夕べの訪問(12)和泉式部日記より 12.わたしは忘れない釈文:「このほどに、おぼつかなくなりにけり。されど、『人はいさわれは忘れずほどふれど 秋の夕暮れありし逢ふこと』とあり。」 選字は「許乃本と爾 おほつ可奈久那里耳介利されと『飛登者い佐王連八わ須麗寸 […]
2024-08-19 / 最終更新日時 : 2024-08-19 タオ 感性豊かな才知 秋の寝覚め、夕べの訪問(11)和泉式部日記より 11.お便りがなくて釈文:「『くれぐれと秋の日ごろのふるままに 思ひしらねぬあやしかりしも むべ人は』ときこえたり。」 選字は「九連倶れとあ支能日こ露農布流まヽ二 於も飛し羅連ぬ阿や志可里し毛 无へひと盤ときこ盈多里」 […]
2024-08-18 / 最終更新日時 : 2024-08-18 タオ 感性豊かな才知 秋の寝覚め、夕べの訪問(10)和泉式部日記より 10.せんかたなく釈文:「せんかたなく、なにとなきことなどのたまはせて、帰らせ給ひぬ。そののち、日ごろになりぬるに、いとおぼつかなきまで、音もし給はねば」 選字は「勢无可堂那久奈耳とな支こと 那と農た万盤せ弖帰らせ給日ぬ […]
2024-08-17 / 最終更新日時 : 2024-08-18 タオ 感性豊かな才知 秋の寝覚め、夕べの訪問(9)和泉式部日記より 9.二日ほど経ち釈文:「かくて二日ばかりありて、夕暮れに、にはかに御車を引き入れて下りさせ給へば、まだ見えたてまつらねば、いと、恥ずかしう思へど」 選字は「か九て二日は可り阿里弖夕暮れ爾ヽ盤可耳御車を比支入連て下利佐せ給 […]