2024-10-04 / 最終更新日時 : 2024-10-04 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その二(6)和泉式部日記から 6.どこか他の場所に釈文:「よそにてもおなじ心にありあけの 月を見るやとたれに問はまし」 選字は「よ楚爾て裳於奈しこヽ楼二あ利阿介農 徒支越見るやと多れ耳登者ま志」 鑑賞:「あり」は「有明の月」と「心にあり」をかける。 […]
2024-10-03 / 最終更新日時 : 2024-10-03 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その二(5)和泉式部日記から 5.ただ今釈文:「ただ今この門をうちたたかする人あらん、いかにおぼえなん、いでや、たれかかくて明かす人あらむ。」 選字は「多ヽ今この門越う遅たヽ可春る人あら無 伊可耳おほえ奈无いてや多連かヽ久て あ可須日と愛らむ」 鑑賞 […]
2024-10-02 / 最終更新日時 : 2024-10-02 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その二(4)和泉式部日記から 4.しみじみとした趣は釈文:「われならぬ人もさぞ見る九月(ながつき)の ありあけの月にしかじあはれは」 選字は「わ連那らぬ人毛佐曽見無九月乃 阿里あ希能月爾しか志愛は連八」 歌意は「私のようにつらい境遇にない人でも、しみ […]
2024-10-01 / 最終更新日時 : 2024-10-04 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その二(3)和泉式部日記から 3.響きあふ鐘の声と釈文:「鐘の声、鳥の音一つに響きあひて、さらに、すぎにし方今行く末のことども、かかるをりはあらじ、と袖のしづくさへあはれにめづらかなり。」 選字は「鐘の声 一つに飛ヽき阿日てさ羅耳春支に志 方いま行く […]
2024-09-30 / 最終更新日時 : 2024-10-02 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その二(2)和泉式部日記から 2.妻戸を開けて釈文:「とのみして明かさんよりは、とて妻戸をおしあけたれば、大空に、西へかたぶきたる月の影遠く、すみわたりて見ゆるに、きりたる空の気色」 選字は「登能三志て明可佐無よ利者と傳妻戸を おし阿希多れ盤大空耳西 […]
2024-09-29 / 最終更新日時 : 2024-10-02 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その二(1)和泉式部日記から 1.まどろみもせずに釈文:「まどろまであはれいく夜になりぬらん ただかりがねを聞くわざにして」 選字は「まと路万てあ盤れい具夜耳奈利ぬら無 多ヽ閑りか年越支倶わさにし天」 鑑賞:「まどろまで」うとうと眠ることなく。「ただ […]
2024-09-28 / 最終更新日時 : 2024-10-02 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その一(7)和泉式部日記を書いて 7.雁のかすかな鳴き声釈文:「名残りなううらめしう思ひふしたるほどに、かりのはつかにうちなきたる、人はかくしもや思はざるらん、いみじうたへがたき心地して」 選字は「名残利奈 うヽ羅免しう思ひふし多流本と耳か里 能者つ可に […]
2024-09-27 / 最終更新日時 : 2024-09-28 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その一(6)和泉式部日記を書いて 6.そのまま端の方へ釈文:「やがて端にふしたれば、つゆねらるべくもあらず、人はみなうちとけねたるにそのことと思ひ分くべきにあらねば、つくづくと目をのみさまして」 選字は「や可弖端爾布志多れ盤つ遊年ら類 邊久裳阿ら春人盤み […]
2024-09-26 / 最終更新日時 : 2024-09-26 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その一(5)和泉式部日記を書いて 5.見た目は哀れで釈文:「心苦しげにうちなびきたるには、ただ今も、消えぬべき露のわが身ぞあやふく、草葉につけてかなしきままに、奥へも入らで」 選字は「心久流志希二う遅那日支多類爾八 多今裳消えぬへ支露農わ可身所あやふく […]
2024-09-25 / 最終更新日時 : 2024-09-25 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その一(4)和泉式部日記を書いて 4.草の色さへ釈文:「嘆かし、と思へど、知る人もなし。草の色さへ見しにもあらずなり行けば、しぐれんほどの久しさも、まだきにおぼゆる風に」 選字は「な希可志と於も遍とし流ひと毛那し 草の色佐へ見しに毛あら須奈里遊介者 し久 […]