2024-07-26 / 最終更新日時 : 2024-07-30 タオ 感性豊かな才知 空行く月にさそはれて(1)和泉式部日記から 1.子供のように釈文:人の言ふほどよりもこめきて、あはれにおぼさる。『あが君や』とて、しばしのぼらせ給ひて、出でさせ給ふとて」 選字は「人農言布ほとよ里茂こ免支亭あ八 連に於本さる阿可君や登天し盤志 乃本ら勢多ま比亭出傳 […]
2024-07-25 / 最終更新日時 : 2024-07-25 タオ 感性豊かな才知 「人は草葉の露なれや」など(5)和泉式部日記を書いて 5.試しに雨が 釈文:「こころみに雨も降らなん宿すぎて 空行く月の影やとまると」 選字は「こヽ露三耳あ免毛降ら奈无宿寸支天 楚羅遊久月能可希や登ま流と」 鑑賞:「空行く月」宮を月にたとえて女は歌を詠んだ。歌意は「ためしに […]
2024-07-24 / 最終更新日時 : 2024-07-25 タオ 感性豊かな才知 「人は草葉の露なれや」など(4)和泉式部日記を書いて 4.あすは物忌み 釈文:「あすは物忌みと言ひつれば、なからむもあやしと思ひてなん』とて、帰らせ給へば」 選字は「阿春八 茂の忌三と言比つれ者な可羅無もあや志 と思ひて那无とて帰ら世た万遍者」 鑑賞:「物忌み」日や方角が悪 […]
2024-07-23 / 最終更新日時 : 2024-07-25 タオ 感性豊かな才知 「人は草葉の露なれや」など(3)和泉式部日記を書いて 3.今宵は帰ります釈文:「いとなまめかし。近う寄らせ給ひて、『こよひはまかりなむよ。たれにしのびつるぞ、と見あらはさんとてなん。」 選字は「いと奈万免可し近う寄らせ多ま 比亭こ夜日八万可梨那無よた連二し能日 徒る所と見あ […]
2024-07-22 / 最終更新日時 : 2024-07-25 タオ 感性豊かな才知 「人は草葉の露なれや」など(2)和泉式部日記を書いて 2.趣ある庭を歩いて 釈文:「宮も、のぼりなむとおぼしたり。前栽のをかしきなかにありかせ給ひて、『人は草葉の露なれや』などのたまふ。」 選字は「みやも乃本り那無と於奉し 多利前栽のを可し支難可爾あ里かせ給 飛て人盤草葉の […]
2024-07-21 / 最終更新日時 : 2024-07-25 タオ 感性豊かな才知 「人は草葉の露なれや」など(1)和泉式部日記を書いて 1.とても遠くにおいでなので 釈文:「さし出でさせ給へり。女、物きこえんにも、ほど遠くて便なければ、扇を差し出でて、とりつ。」 選字は「佐し出傳さ勢多ま遍り女も能きこえ無 耳毛ほと遠九天便な希連八扇を沙志出 亭ヽ登里つ」 […]
2024-07-20 / 最終更新日時 : 2024-07-23 タオ 感性豊かな才知 久しぶりの宮の来訪は(4)和泉式部日記より 4.着なれておいでの釈文:「御直衣などのいたう萎えたるしも、をかしう見ゆ。ものものたまはで、ただ御扇に文を置きて、『御つかひの取らで参りにければ』とて」 選字は「御直衣なと農い堂う那え多流し毛越可志 有見遊ものヽヽたま盤 […]
2024-07-19 / 最終更新日時 : 2024-07-22 タオ 感性豊かな才知 久しぶりの宮の来訪は(3)和泉式部日記より 3.簾を下ろして 釈文:「女は、まだ端に月ながめて居たるほどに、人の入り来れば、簾うち下ろして居たれば、例のたびごとに目馴れてもあらぬ御すがたにて」 選字は「女はま多端耳月那可免て居多流奉と爾ひと 乃入利来れ者簾う地下ろ […]
2024-07-18 / 最終更新日時 : 2024-07-19 タオ 感性豊かな才知 久しぶりの宮の来訪は(2)和泉式部日記より 2.人が去ってから 釈文:「人まかでなどして、右近の尉さし出でたれば、『例の車に装束せさせよ』とて、おはします。」 選字は「ひと万か亭奈と し傳右近の尉さし出て多れ者連いの車に 装束せ佐勢よと亭於者し満春」 鑑賞:「例の […]
2024-07-17 / 最終更新日時 : 2024-07-19 タオ 感性豊かな才知 久しぶりの宮の来訪は(1)和泉式部日記より 1.お世話をする少女に「樋洗童(ひすましわらは)して、『右近の尉にさしとらせて来(こ)とてやる。お前に、人々して御物語りしておはしますほどなりけり。」 選字は「樋洗童して右近の尉耳佐志とら勢来 登亭や流お前爾人々して御物 […]