2024-09-24 / 最終更新日時 : 2024-10-04 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その一(3)和泉式部日記を書いて 3.わたしの袖は釈文:「秋のうちはくちはてぬべしことわりの 時雨にたれか袖はからまし」 選字は「秋のう遅は具千盤てぬ遍志ことわ里の し九禮耳多連か處傳者可ら満志」 鑑賞:「誰か」は「誰にか」の意味。 歌意は「わたしの袖は […]
2024-09-23 / 最終更新日時 : 2024-09-23 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その一(2)和泉式部日記を書いて 2.空は一面曇って釈文:「ことごとしうかきくもるものから、ただ気色ばかり雨うち降るは、せんかたなくあはれにおぼえて」 選字は「こ登こ東しうか支 九茂るも農可ら多気色は可利雨有ち 布類者せ无可堂那久あ者禮爾お本え弖」 鑑賞 […]
2024-09-22 / 最終更新日時 : 2024-09-22 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その一(1)和泉式部日記から 1.風の音釈文:「御覧ずれば、『風の音、木の葉の残りあるまじげに吹きたる、つねよりもものあはれにおぼゆ。」 選字は「御覧春れ者風乃音木の葉農残利ある まし遣耳吹支多流つ年よ里裳ヽ 能ヽ阿盤連にお本ゆ」 鑑賞:手習のように […]
2024-09-21 / 最終更新日時 : 2024-09-21 タオ 感性豊かな才知 秋の夜のありあけ月が(4)和泉式部日記を書いて 4.手習ひのやうに釈文:「げにあはれなりつる空の気色を見給ひける、と思ふに、をかしうて、この手習ひのやうに書きゐたるを、やがてひき結びてたてまつる。」 選字は「介にあ盤れ奈里つる空の 希志支を見多ま比けると於も不爾越可志 […]
2024-09-20 / 最終更新日時 : 2024-09-20 タオ 感性豊かな才知 秋の夜のありあけ月が(3)和泉式部日記を書いて 3.せっかく、おいでになられたのに釈文:「いでや、げに、いかにくち惜しきものにおぼしつらん、と思ふよりも、なほをりふしはすぐし給はずかし」 選字は「伊弖や希二い可に具千惜し支裳の爾於本 し徒ら無と思布よ利毛なほを里ふし八 […]
2024-09-19 / 最終更新日時 : 2024-09-19 タオ 感性豊かな才知 秋の夜のありあけ月が(2)和泉式部日記を書いて 2.月が沈むまで釈文:「秋の夜のありあけの月の入るまでに やすらひかねて帰りにしかな」 選字は「秋の夜農あり阿希乃徒支の入る満て二 や春ら比可年て閑遍利爾し可那」 鑑賞:「入るまでに」は「帰りにしかな」にかかる。「やすら […]
2024-09-18 / 最終更新日時 : 2024-09-19 タオ 感性豊かな才知 秋の夜のありあけ月が(1)和泉式部日記を書いて 1.女は寝ないで釈文:「女はねで、やがて明かしつ。いみじうきりたる空をながめつつ、あかくなりぬれば、このあかつき起きのほどのことどもを、ものに書き作るほどにぞ、例の御文ある。」 選字は「女は年てや可傳あ可しつ意み志う支理 […]
2024-09-17 / 最終更新日時 : 2024-09-17 タオ 感性豊かな才知 夜が明けようとする暁に文を(6)和泉式部日記より 6.空耳を釈文:「空耳をこそ聞きおはさうじて、夜のほどろにまどはかさるる、さわがしの殿のおもとたちや』とて、またねぬ。 選字は「空耳を こ楚支於者佐うして夜農ほとろ二まと 盤可佐るヽさわ可志の殿農おもとた遅やと 弖万多年 […]
2024-09-16 / 最終更新日時 : 2024-09-16 タオ 感性豊かな才知 夜が明けようとする暁に文を(5)和泉式部日記より 5.すぐに帰るなんて釈文:「もの思はぬさまなれ、おなじ心にまだねざりける人かな、たれならんと思ふ。からうじて起きて、『人もなかりかり。」 選字は「毛農思 盤ぬ佐ま奈れお那し心爾ま多ねさ里 希流人可奈多れなら無と思ふ可ら […]
2024-09-15 / 最終更新日時 : 2024-09-15 タオ 感性豊かな才知 夜が明けようとする暁に文を(4)和泉式部日記より 4.やっと起こしても釈文:「からうじて起こしても、ここかしこのものにあたりさわぐほどに、たたきやみぬ。帰りぬるにやあらん、いぎたなし、とおぼされぬるにこそ」 選字は「可羅う志て起こしても古ヽ かし故農も能耳あ多里佐利久本 […]